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為せば成る為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。

これは、江戸時代の米沢藩主、上杉鷹山という人の有名な言葉ですが、リーダーとしての彼の魅力は、その人間力にあると思います。今回は、その人間力について見習いたいと思い紹介いたします。

 

こんにちは。

ライフもワークも最高にする

目標達成支援家のNobuです。

 

 

「何事も、やればできるし、やらなければできない。達成しないのはやろうとする意志がないから。」

というのがこの言葉の意味なんですね。

 

ところで、上杉鷹山という人をご存知ですか?

他にも「してみせて、言って聞かせて、させてみる」という言葉も残しています。

私の生き方、働き方に大きな影響を受けている、この上杉鷹山について、どんな魅力があるのか、そして、そこから何を学べるのかについて、書いていきます。

若いチームリーダーや地方で頑張るリーダーにとって、すごく勇気の湧くお話だと思います。

出会い

私が上杉鷹山(ようざん)を知ったのは、実は8年ほど前。

グループ会社の総合研究所が主催するリーダーシップ研修に参加したときです。

話を聴いて、彼のリーダーシップについてすごく興味を持ちました。

 

それまで、自己啓発として通信教育でチームビルディングを学び、本を読み、会社でチーム作りを実践していました。自分の目指すスタイルとしては、エンパワーメントリーダーシップ中心であり、サーバントリーダーの考えを常に意識していました。リーダーはメンバーを支え、彼らが働きやすい環境を整え、彼らの成長が、チームの成果をあげるという理想をもっていたものの、実際は、自分で何でもやってしまうことのほうが多かったのです。

その研修で知った上杉鷹山は、まさにお手本のような人物で、衝撃を受けました。

そして、当時はビジネス書ばかり読んでいた私が、かなり久しぶりに小説を手に取ったのです。

童門冬二著「全一冊 小説 上杉鷹山」(全684ページ)

この本からは、リーダーとしての姿勢が物語の中から伝わってくるものでした。

どんな人物か

江戸時代の米沢藩藩主ですが、養子として迎えられています。そして、17歳で藩主になっています。

上杉と聞くと、上杉謙信を思い浮かべると思いますが、その9代目に当たります。名門です。

ただし、当時の米沢藩はかなりの財政難。にも拘わらず、役人たちは昔のままの生活をしようとしていて、領民は貧困で逃げ出していた。本来15万人ほどいるはずの人口は9万人程度まで落ち込んでいた。

そんな折に、他国から養子できた17歳の青年が藩主に就いたのです。

もちろんですが、役人はみな年上。想像しやすい構図ですが、なめられますよね。

ほおっておけば、藩は取り壊しになるところを、自分が藩主になるからには、領民のための改革を、熱意をもって実行したいという人物です。

魅力

彼の魅力は、何と言っても誠実で強いハートを持っているところ。

自分を律することができ、強い精神力を持っている。何よりも領民のことを考え、身分に関係なく尊重し、そのためにできることを必死に考え、そして、実行していく。しかも、どんなに大変なことでも自分がまずやってみること。

そんな姿に、武士も商人も農民も惹かれ、彼の想いは伝わっていく。

リーダーとして、情報を隠すことなく開示する点もすばらしい。自分の考えを言語化して広く示し、誰もが「今やっていることは何のためなのか」を理解しているからこそ、モチベーションが保てる。

「この仕事は何のためにやっているのかわからないけど、頼まれたからやってる」という「やらされ感」は、そこにはない。

そういった場づくりができるところも、大きな魅力なのです。

学び

彼から学ぶことはたくさんあるが、中でも「一人ではできない」と言うことをよく知っていることです。

仲間が必要で、仲間の仕事を信じて任せていること。それが結果的に、「藩を立て直すこと=財政改革」ではなく、人々の心の面も豊かにしているのです。

 

有名なエピソードに「改革の火種」があります。

江戸から、初めて米沢に入るときのことです。籠の中から、荒れ果てた米沢の土地を見てかなり落胆した様子の鷹山が、籠の中にあった灰皿を見て「わが領地はこの灰のようだ」と言いながら、灰皿をかき回す中で「小さな火種」を発見します。

その火種を見た鷹山は、新しい炭にその火種を一生懸命移すのです。そして、家臣たちに言ったのです。「私はこの領地は灰のようだと思った。しかし、この灰のなかの火種を見つけたことで、気持ちは変わった。これを新しい炭に移していくことで希望の火種となる。この地においても、理想をもってこの火種をどんどん広げていけば改革は進む。」と。

そして、見事に改革を成し遂げるのです。

まとめ

上杉鷹山は、改革を進め藩の財政を立て直しました。

そのベースは、領民の富を求めるために、領民と、藩士と、自分に向き合ったところにあります。そして、意思をもって実行しなければ、成果は得られないという信念をもって取り組んだことが結果につながっています。

会社でチームの成果をあげていくために、実際に動くのはメンバー個人です。彼らの協力なくして、成果はありません。そのためには、リーダー自身が挑戦し行動し続ける人でないと、メンバーはついてきません。つまりリーダーには人間力が必要なのです。組織の大小にかかわらず、リーダーは自分のできることもできないことも認め、常に自分に向き合うことが大切です。(銀座コーチングスクールではこれを「自己基盤」という)

そんなリーダーだからこそ、ビジョンに共感する仲間ができ、その火種が広がり、大きな成果を得られるのだと思います。

 

私は、目標達成支援家として、プロコーチとして、自らの企業での経験をもとに、自分に向き合い、信念をもって実行することの大切さを伝えながら、たくさんの志ある人たちに寄り添っていきたい。

 

為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり


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